猫派が犬と住んでいる

犬を家族に迎えることなど考えてもいなかった犬シロウトの私が、ミニピンと暮らしてわかったこと

反対できなかった理由①

私には、夫が犬を家族として迎え入れたいという、

その主張に強く反対できなかった理由があった、

と書きました。

 

それはこの家を買ったことに深く関係している。

 

私に犬を飼う気がなかったのと同じくらい、

夫は家など買う気はなかったのです。

ましてや、戸建てなぞ。

5ナンバーの車を辛うじて駐車できるような、

小さな駐車場の戸建てなぞ。

 

我が家を購入したのは昨年7月のことです。

 

みなさん、共働きのおうちはどこもそうでしょうが、

ご他聞にもれず、

そのころ1LDKに住んでいた私と夫は、

ふたりで在宅勤務となり、

お互いのパーソナルスペースの確保に四苦八苦しておりました。

 

日本の住宅事情で在宅ってアンタそりゃないよ…

 

私たちもマンションの購入は、

これまで何度か検討してきたけれど、

ブランドマンションで6千万円のローンなんか、

きちきちで組むのなんか嫌だし、なー、

と決断を先延ばしにしていた矢先の、

この、コロナ禍。

 

どうすんべー、といつものようにふたりで

駅前のラーメン屋で昼食を済ませた帰り、

偶然目についた「現地販売会」の派手なチラシが貼り付けられた、

赤いコーン.....

 

まるで、ヘンゼルとグレーテル

撒かれたパンくずの後を辿るように、

私たちはフラフラとこの家にたどり着いたのでした。